英国旅行記
2019年は12月、27日から30日まで(飛行機の時間を入れれば26日から31日)人生2回目のイギリスに行ってきました!これはその思い出をつらつらと述べ立てるそれです(どれ?)。
初めて訪れた時は学校の勉強の一環としてだったので、ちゃんとした観光は今回が初。英国在住の友達と一緒に巡りました。友人が何から何まで手配を……本当にありがとう……!
26日の夜に成田を出発。Air China北京経由で27日早朝に Heathrow Airport(ヒースロー空港)に到着。北京がめちゃくちゃ寒かったとか、CAさんに中国語で話しかけられまくるとか、飛行機の話にも事欠かないのですが長くなるのでこの辺は割愛。本題の英国の話をしますよ!
空港からはTubeの愛称で親しまれる地下鉄で市内に移動しました。待ち合わせのWaterloo駅に一人で向かうドキドキ感……!じっと路線表を見つめていました。
Tubeの車内は日本の地下鉄よりもずっと狭く、値段も結構高いです。OysterというICカードを使ったり、オフピークの時間に乗れば少し安くなります。そしてキャッシュレスの進む英国、デビットカードでも乗れちゃいます。
Picadilly LineからJubilee Lineに乗り換えて無事Waterloo駅に到着。Waterlooは地下鉄もSouth Western Railwayも通る大きな駅です。イギリスの正に”駅”!という雰囲気。英国オタク垂涎ものです。あ、実際には垂涎しませんでしたのでご安心ください。
ホテルにキャリーバッグを預けて、いざロンドン散策に出陣!ホテルから少し歩くとThe London Eyeが目の前に……!思っていたより大きな観覧車で、River Thames 沿いにあります。ちなみに「Thames」って皆さん読めますか?テムズ川です。友人も言われないと読めないと言っていました。エイゴ、ムズカシイ。
The London Eye近くの売店のようなカフェでクッキーを購入、朝ごはんがわりに。2個目のアップルシナモンクッキーを落として鳩が群がったのもまあ、ほらいい思い出ですよ。英国の鳩はでかかった……。そしてソフトボールでも飲んだのか?というくらい丸い……。カラスは日本のより小さくて可愛いです。
気を取り直してテムズ川沿道をお散歩です。写真や映像で見た通りかなり灰色というか茶色な水の色。でも現代では悪臭はしないです。ヴィクトリア朝時代はそれはもうすごい臭いだったのでしょうが、それも今となっては浪漫ですね。遊覧船だけでなく、貨物船も川を通ります。今も昔も変わらずロンドンの生活の一部として、川と生きているのはとても素敵だと思います。
そんなことを考えながら少し歩くと、あそこに見えるのはBig Ben!(改修工事中)Westminster Abbey!(ウェストミンスター寺院)(一部改修工事中)。時計塔の工事が終わるのは2021年らしいので、待ってろよ2021年英国……と思いながらバシバシ写真を撮りました。工事中でも時計塔にはかわりない。時計塔の魔術師(改修工事中)……。
近くでクリスマスマーケットがあるということで、一旦Big Ben 方面とは反対方向へ。広場のようなところにたくさんの屋台が出ていて、ソーセージやパンケーキに混じって時々エスニック料理も売っていました。英国でも日本食やアジアの食事も人気なようです(お察しの通りかなりのアレンジが入りますけどね)。
クリスマスマーケットではMulled wineが定番のようです。最近日本のクリスマスマーケットでもお馴染みのグリューワインの英国版です。香辛料が効いていておいしい!(私は非常に下戸なので友人のを一口もらいました)
広場を離れて川沿いには食べ物に加えて雑貨も売られていました。キラキラしたクリスマスオーナメントやランプに古地図まで様々です。ヴィンテージの印刷物のフリーマーケットではかなり昔もものもあって、こういうマーケットを巡ってお宝探しも楽しいかもしれません。
クリスマスマーケットを見た後はWestminster Abbeyへ!曇り模様だった空も晴れてきました。気温は10度以下と日本より寒いですが、日がさすとすごしやすい陽気になります。日照時間が短いため英国人は太陽が好きなんだとか。心なしか晴れていると外に出ている人も増えているような気がします。
Westminster Abbey、改修工事をしているのは川に面しているところのみで、正面は堂々たる威容でした。冬枯れの枝が迫力を増し、荘厳な佇まいに息を呑みます。こういう時だけ少しクリスチャンになりたいと思ってしまう現金日本人なのでした。
ゴシック様式の緻密な彫りに、様々な聖人の像やガーゴイルに見惚れながら長蛇の列に友人とお喋りしつつ並びましたが……寒い長いで結構大変でした。
中は撮影禁止なので写真はないですが、13世紀から連綿と国王の戴冠が行われている礼拝堂や、多くの国王夫妻の棺、様々な偉人のお墓があります。無料貸し出しのガイドには日本語もあるので安心です。
薔薇戦争を終わらせたヘンリー7世とエリザベス・オブ・ヨーク夫妻の棺や、ニュートンやホーキンズ博士、リヴィングストンの墓碑などがあります。棺と無名戦士の記念碑以外は壁や床に記念碑が埋まっているので、その上を歩くことができます。日本人的には「歩いていいのだろうか……」という感じですが、歩きます。
詩人の間では多くの文学者たちが眠っています。かのディケンズやブロンテ姉妹、チョーサーにハーディー。ルイス・キャロルもありました。実際にWestminster Abbeyの下に眠っている人も多いですが、中には墓地は別の場所にある人もいるそう。英国の大御所文学者が一堂に会するなんて、ラファエロのアテネの学堂みたいじゃないか……!とこれを打ちながら思ったり。現地では疲れ果てすぎて「すげ〜」以外の感想がなかったですね、はい。もう棺を埋めるスペースはありませんが、記念碑は今も増え続けているようです。
見終わったのは4時過ぎくらいでしたが、12月の英国は4時に日が沈むので外はもう薄暗く、少し時間感覚が狂いました。飛行機と時差もあって疲れ果てたので、少しお茶をしてから早めにホテルへ向かうことに。途中通りかかったHorse Guards(近衛騎兵隊博物館)でLife Guardsを見ることができました。馬も騎士もなんて格好いんだ……!疲れも忘れて夢中でシャッターを切りましたとも。これぞ中世英国!好き!!
ホテルで一休みした後は夕飯を食べにパブへ。そこで食べGammon and Eggが塩分の暴力だったことは先日ツイートした通りです。おいしいんだけどね。ちょっとだいぶかなり塩分。
ともあれパブの雰囲気は最高で、カウンターでお酒を飲みながら楽しそうに話す人々は生き生きとしていて、英国人の生活の一部に触れているのを実感しました。そしてそんなおしゃれなパブにいるアレンを想像してニヤニヤしたのはお察しの通りです。似合う!!
行き帰りに通った高架下はスプレーアートが全体に施されており、ちょうどスプレーで描いている人も見かけました。ライティングや天井にも描いてあることから恐らく公的に認められている場所だと思います。なんだか外国だ!と思いつつ変な臭いに首を傾げると、友人がそっと「これ大麻だよ」と教えてくれました。外国だ……。(英国でも大麻は違法ですが、アジアほど取締りが厳しくないらしいです。でもダメ、絶対。)
そんなこんなで英国1日目が終了です。このレポも思ったより長文長丁場になりました。読んでくださった方お疲れ様です。最後の話が大麻ってどうよって感じですが、結構衝撃だったので……。記憶にあるよりご飯が美味しいのも衝撃でした。いいことだ。
こんな感じで全4日間レポにまとめていきたいと思います!質問などありましたらTwitterでもどこでもお尋ねください。
灯らん
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