Day 6(13th September 2023)
<Where I went to>
・St. Paul's Cathedral
・Covent Garden
・London Transport Museum Shop
・British Museum
いよいよ観光最終日がやって来ました。本当に楽しくてあっという間に時間が過ぎていったイギリス旅行。最終日はセントポール大聖堂(St. Paul's Cathedral)へ向かいます。
セントポール大聖堂の最寄駅は昨日訪れたレドンホールマーケットと同じBank駅だったので、Waterloo&City lineで向かおうとしたところ、びっくりするような光景に出会いました……!
というのも、通勤ラッシュの時間帯だったので、Waterloo&City lineに乗りたい人の列がホームどころか階段まで溢れていたのです。まさしく通勤ラッシュ!!ロンドンにもありました、通勤ラッシュ。しかもこのWaterloo&City lineの改札(ゲートはなく、ICカードをピッとする機械)はホームヘ降りる階段の両端に1つずつしかないので、階段の壁に沿って長蛇の列になっていました。
電車は頻繁に来るもの、日本の電車に比べるとうんと狭く入れる人数も限られるので、電車内は逆にそこまでぎゅうぎゅうというほどでもありませんでしたが、まさかロンドンに来て通勤ラッシュの満員電車に乗ることになるとは思ってもいませんでした。ちょっとだけロンドンで出勤気分……。
そんな満員電車を降りて、通勤する人たちに混じってオフィス街を歩いていると、セントポール大聖堂のシンボルでもあるドーム型の屋根が見えてきます。ロンドンの中でもドーム型の屋根を持つ教会は珍しく、ウェストミンスター寺院とはまた違った雰囲気を醸し出していました。
セントポール大聖堂はバロック様式の建物で、ゴシック様式を繊細で直角的とするなら、バロック様式はおおらかで曲線の多い印象です。建物の中も、ゴシック様式のウェストミンスター寺院は荘厳で静謐な印象でしたが、セントポール大聖堂はもっと開かれていて明るいような印象を受けました。
ちなみに、昔は尖塔を持つ姿だったらしいのですが、1666年のロンドン大火で消失したため、当時の国王の命を受けて建築家のクリストファー・レン(Christpher Wren)が35年もの年月をかけて再建したのだそう。その際に、プロテスタントの象徴となるようにバロック様式でデザインしたそうです。
身廊からドームに向かって白い石で彫られた彫刻は植物を意匠としたものが可愛らしく、ドームから祭壇にかけては雰囲気が打って変わり、金色の華美な装飾が天井を飾っていました。個人的にはちょっとギンギラで趣味が悪いな…と思ったのですが、どうやら19世紀のヴィクトリア女王が「教会って暗くて陰気よね」と言ったことで華美な装飾を付け加えることになったそうです。
この辺りの歴史はGoogle Art & Cultureがたくさんの写真と一緒にわかりやすくまとめていたので、ぜひ覗いてみてください。
さて、セントポール大聖堂には地下もあり、そこでは礼拝所と歴史を紹介するギャラリーがあります。地下は薄暗くひんやりとしていて、上の明るい雰囲気とは打って変わった静的
で密かやな空気で、なんとなくカタコンベという言葉が頭に浮かびました。
クリプトには、この大聖堂を再建したクリストファー・レンを始め、ネルソン提督や、初代ウェリントン公(ワーテルローの戦いでナポレオンを敗った)の大きな棺が安置されていました。
地下の次は上に向かいます!セントポール大聖堂はドームに登ることができ、ドーム内部の「ささやきの回廊」、ドーム外側で修復用に作られた「石の回廊」、ドームのさらに上にある「Golde Gallery」の3つに別れており、全部に登ってきました!
もちろんエレベーターもエスカレーターもないので、ドームのてっぺんまで階段を登る登る登る……。特に一番上の「Golde Gallery」へ続く階段は狭く急で、しかも下が透けて見える鉄の階段だったので、私は全然大丈夫だったのですが、友達は結構怖がっていました。やっと辿り着いた先でロンドンの街を一望することができ、火照った体に冷たい風がとても気持ちよかったです。
おしゃれなケーキ屋さんでお昼がわりにスコーンを食べた後、今回2度目のコヴェント・ガーデンへ向かいしました。最後のお土産タイムになるので、紅茶を買い足したり可愛い雑貨屋さんを覗いたり。メインアーケードの前では大道芸にたくさんの人が集まっていたり、カフェの一角でヴァイオリンの演奏が行われていたりと、お買い物以外でも楽しめるスポットになっています。
そんなコヴェント・ガーデンの一角にはロンドン交通博物館(London Transport Museum)があり、博物館のショップを覗いてみました。Tubeは路線によって座席の柄が違うのですが、そのシートの素材を使ったグッズがあってとても可愛かったです。そこで私ともう1人の友達が大盛り上がりで、グッズを見ながら「この路線乗ったよね」とか「こんなグッズもある〜!」なんてはしゃいでたくさんお買い物をしました。
私は「Mind The Gap」というカードゲームを購入しました。Tubeに乗ると、次の駅のアナウンスの際に必ず「Mind The Gap(段差にご注意ください)」と流れるので、そのキャッチーな名前と、Tubeのマークをかたどった缶が可愛くて購入してしまいました。ゲームのルールを読むと、いかにTubeの駅に詳しいかを競うものになっているので、頑張って路線図を覚えようと思います……!
ちなみに友達は「Mind The Gap」Tシャツとキャップを購入していました。
ロンドン交通博物館のショップで予想以上に盛り上がってしまいましたが、最後に大英博物館(British Museum)へと向かいました。閉館時間1時間前のギリギリの時間に滑り込んで、日本館へ向かったのですが、ちょうど展示替え中のようでやっていませんでした……。日本館を探しているときにたくさんの日本人に話しかけられて面白かったです。
日本館は諦めて、バビロニアの展示や古代エジプトの展示、ロゼッタストーンやアッシリアの壁画などを見て、中でもヴンダーカンマー(驚異の部屋)を再現したような展示室が雰囲気があって面白かったです。面白かったのですが、「ここにあるものほぼ全部盗品なんだよな……」ととても微妙な気持ちになりました。
夜は今回なんどもお世話になったM&S(Marks & Spencer。イギリス版成城石井みたいな感じ)で最後の夕飯を購入してホテルに戻りました。M&Sにはイギリスに行くたびにお世話になっています。イギリス観光の際はぜひ寄ってみてください。
こうして、観光を終えて翌日朝早くの飛行機で日本へと帰ったのでした。
4年ぶりのイギリス旅行は本当に楽しくて、また何度でも行きたい!と思うほど魅力に溢れています。ロンドン意外にも、コーンウォールや湖水地方、スコットランドの方へも行ってみたいですし、アイルランドも気になります。またお金を貯めて、たくさんの場所を旅行したいと心に決めたのでした。
See you, but I will definitely come back!
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