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灯 らん

London Travel Journal 2023 Day5

Day 5(12th September 2023)

 

<Where I went to>

・Tower of London

・Leadonhall Market

・London Bridge

 

 5日目は、テムズ川沿いのベンチでBig Benを眺めながらベーグルサンドを食べる優雅な朝ごはんから始まりました。朝の空気とテムズ川を渡るボートと、朝日を受けながら定刻に鐘を鳴らすBig Bentと国会議事堂。とてもゆったりとした素敵な時間でした。いつまでも眺めていたいような景色ですが、この日はロンドン塔(Tower of London)に行く予定なので、後ろ髪を引かれつつも出発です!


 Westminster stationからDistrict lineに乗ってTower Hill stationで降りると、地上に出てすぐに大きな城壁が目に飛び込みました。城壁沿いを少し歩いて城内に入ればそこはもう中世にタイムスリップしたかのよう!そして想像していたよりもずっと広い敷地に様々な年代の建物が並んでいました。


 「ロンドン塔」と名前だけ聞くと背の高い塔なのかと思われるかもしれませんが、11世紀から何代に渡って増築されていった城塞で、現在に至るまでイギリス王室のシンボルとなっています。城壁の合間合間に塔のような建物がある構造なのでTower of Londonと呼ばれているのだと思います。

駅から出ると、すぐに城が待ち構えています

 広いロンドン塔の敷地の中で、私が最初に入ったのはMedieval Palaceというところで、13世紀にヘンリー3世が着工、息子のエドワード1世が完成せた建物で、ヨーロッパのお城と言われて想像するよりももっと質素で城壁そのものが城となったような構造をしています。建物の中にはエドワード1世が使用していた部屋が残っていたり、当時の玉座のあった部屋が再現されていたり中世の王城の雰囲気を垣間見ることができ、ファンタジー好きにはたまりません。

 地震が多い国の人間からすると、すべて石造りの13世紀の建物が現代まで残っているのは本当に凄いことだと感心してしまいました。ちなみに、敷地内にはなんとローマ時代から残る城壁の跡もあります! 


 Medieval Palaceは先ほどの書いたように城壁そのもののような構造なので、全ての塔を見終えると城の端っこに来ていました。入り口近くの他の建物を見るために引き返すと、カラスが飼われているケージが見えました。ロンドン塔ではカラスを常に飼育しており、「ロンドン塔からカラスがいなくなると王室が滅びる」という逸話は有名ですね。

 ここで飼育されている子たちは風切羽が片方切られているので飛ぶことはできないのですが、ピョンピョンと敷地を自在に歩き回り、ゴミ箱から大きなワッフルを拝借したり、サンドイッチを食べる親子にねだったり、とても強かで賢い子達でした。

 解説によると、ロンドンにはほとんど野生のカラスが生息していないそうなので、鳥たちが若干太々しいのはカラスがいないからなのかな、と思いました。

こういった塔のような建物が無数にあります

 さて、次に回ったのはBloody Tower。名前からしてとても不吉です。

 そもそも、ロンドン塔は王の居住地としての他に、身分の高い政治犯を収監、処刑する場所としての役割を持ち、次第に政敵や反逆者も処刑する場となっていったそうです。

 そんなロンドン塔の血生臭い歴史を表すような名前のこの塔では、15世紀に若干12歳のエドワード5世と弟が行方不明となった事件があり、この事件がきっかけで'Bloody Tower'と名付けられるに至ったそうです。

 他にもTorture at the Tower(拷問が行われていた塔)、Imprisonment at the Tower(投獄されていた塔)など、血生臭い名称の塔がいくつもあり、Imprisonment at the Towerでは収監者たちが壁に残したメッセージを今でも見ることができます。


 他にも城で働いていた兵士の歴史を学んだり、城で飼われていたさまざまな動物のことを知ったり、Yeoman Warders(ロンドン塔の衛兵)の歴史を見たり、第二次世界大戦でも武器庫として使用されていたことを知ったり……。いろいろな箇所を巡って敷地の中央に辿り着くと、Crown Jewels(イギリス王室の王冠)の展示に長蛇の列ができていました。私たちはその展示は含まないチケットを買っていたので中には入りませんでしたが、世界で一番大きなダイヤモンドが見られるようです。

Yeoman Warders. 制服がとっても素敵。現在でも城で働く人々は城の敷地内の家に住んでいます。

 最後に敷地の中央に位置するWhite Towerに入りました。中では、ヘンリー8世をはじめとする多くの国王の甲冑や武器が展示されており、他にも処刑道具や(本物でなかったことを願います)、第一次対戦で使用されていた大砲などもありました。あまり時間がなく、ゆっくり見て回れなかったのですが、西洋の甲冑が好きな方はぜひ訪れてみてください。


 ロンドン塔を出た後は、近くのパブでFish and Chipsを食べました!ご飯が美味しくない、なんて言われるイギリスですが、Fish and Chipsはちゃんと美味しいのです。個人的イギリスに来たら食べるものノルマ達成です。このお店で頼んだのは量が少ないタイプだったので、ちょうどいい量でした(何もかもがビッグサイズの国)。

ハインツのケチャップとマヨネーズがよく合います。

 最初のブログで今回の旅は4人旅と書きましたが、そのうち1人はこの日で帰国することになっていたので、一旦ホテルへと戻り、残り3人は改めてチェックイン、1人は空港へと向かいました。「ロンドンは満喫できた?」と来たら、「とっても!」と言ってもらえたのでガッツポーズです!


 3人になった後、前日の疲労が残ってみんな疲れていたので、あと一箇所だけ回って早めに休むことになりました。この日最後に訪れたのはレドンホール・マーケット(Leadonhall Market)。ここもハリー・ポッターのロケ地になっていたようです。

 Waterloo StationからWaterloo&City lineでBank Stationへ向かったのですが、なんとこのWaterloo&City line、WaterlooとBankを結ぶだけの路線でした。Waterlooも大きなターミナル駅ですし、Bankは金融の中心地なので、そこを結ぶだけの路線も需要があるようです。


 レドン・ホールマーケットはアーケード街になっており、規模こそ小さいもののこのアーケードの可愛いこと可愛いこと!確かに魔法使いの街と言われても頷いてしまいます。その中の酒店で友達がお土産のウイスキーを買って、それから近くにあったのでロンドン橋(London Bridge)を渡ってホテルに戻りました。

テーマパークみたいでウキウキした雰囲気でした。

 夕飯はスーパーで生ハムとチーズを買い込み(他のヨーロッパの国のものが安く手に入ります)、小さなパーティーをしてこの日はおしまいです。


 翌日はいよいよ観光最終日。セントポール大聖堂へ向かいます!



 

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