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灯 らん

London Travel Journal 2023 Day4

Day 4(11th September 2023)

 

<Where I went to>

・The Sherlock Holmes Museum

・Queen Mary's Garden

・Tottenham Ct Rd

・The Living Room Soho

・Rays Jazz At Foyles

・Royal Opera House

・Covent Garden

・Royal Courts of Justice

・Somerset House

・Middle Temple

・Daunt Books Marylebone

・Windmill

 

 この日はロンドンの街を歩いて歩いてたくさん巡って、一番歩きまくった日です。この日の歩数は24,000歩以上!私ってこんなに体力あったんだ、と自分でびっくりです。


 午前中はシャーロック・ホームズ博物館(The Sherlock Holmes Museum)へ。シャーロキアンと名乗れるほど熱狂的なファンではないのですが、ミステリは好きですし、シャーロック・ホームズシリーズも何作か読んでいたのでぜひ訪れたい場所でした。


 Waterloo駅からBakerloo Lineで到着したBaker Stは、赤煉瓦のフラットが立ち並ぶ高級住宅街といった面持ちの落ち着いた場所で、駅前にはシャーロック・ホームズの銅像があります。駅から少し歩いて到着したシャーロック・ホームズ博物館は、もちろんBaker St 221Bにあり、シャーロック・ホームズシリーズが執筆された当時は架空の住所だったそうなのですが、都市開発が進んで実際にこの住所が出来たそうです。

 博物館はホームズの住宅を再現しているので広さは住宅1軒分でさほど広くはありません。加えて、ヴィクトリア朝の貴重な調度品が使われているため、一度に決められた人数のみ入場可能です。私たちは開館時間の直後に行ったので、幸運にも並ばずに入ることができました。


 イギリスの住宅らしく、玄関を入ってすぐの赤いカーペットを敷かれた廊下を抜けて、味わいのある軋む音を響かせながら2階へ上がると、ホームズの部屋と寝室が再現されており、ハウスメイドの格好をしたスタッフが解説をしてくれます。たくさんの実験器具にヴァイオリン、依頼人を座らせる椅子とワトソンの執筆机。小説に出てきた世界が目の前に再現されていて、とても興奮しました。乱雑に置かれた実験道具やどこかの民族調の謎の置物がホームズの性格をしっかり表しています。

 3階部分はワトソンとハドソン夫人の部屋が再現されており、2人の整理整頓された清潔な部屋とホームズの乱雑な部屋の対比が面白いです。

 4階は蝋人形で事件の場面が再現されており、「ボヘミアの醜聞」や「赤毛同盟」などのワンシーン、殺人現場まで再現されています。バスカーヴィルの犬も頭部の模型が展示されていてちょっと笑ってしまいました。他にも事件で使用された凶器の再現や、昔の小説の挿絵なども展示されています。4階から上は屋根裏の物置が再現されており、踊り場にトイレがあって当時の生活を垣間見ることもできました。(換気の悪い場所だしすごく匂っただろうな……。)


 シャーロック・ホームズ博物館を見終えた後は、次の予定まで時間があったので街を散策しました。たくさん素敵な建物の写真を撮って、近くにリージェンツ・パーク(The Reagent's Park)があったので、その中のクイーン・メアリーズ・ローズガーデン(Queen Mary's Garden)まで足を伸ばしました。

 公園はとても広々としていて、たくさんの鳩と鴎と、日本では見たことのない黒と青の鳥がくつろいでしました。公園の池にいた白鳥やgeeseという茶色い水鳥も日本の鳥より大きくゆったりしていて、全体的に鳥が日本より大きくて寛いでいる印象です。

 クイーン・メアリーズ・ローズガーデンは名前の通り薔薇園になっていて、薔薇の時期ではないにも関わらずさまざまな種類が咲いていて、「イギリスで薔薇を見ている!」という貴重な経験ができました。


 午後は私だけ別行動で、4年前に一緒にロンドン観光をしたイギリスの友達と4年ぶりの再会を果たしました!

 待ち合わせ場所のトッテナム・コート・ロード(Tottenham Ct Rd)はたくさんの大きなお店が立ち並び、少し歩くと劇場がいくつもあって多くの人で賑わっている通りでした。

 私のイギリスの伝統的なお菓子が食べたい!というリクエストに友達がお店を探してくれていて、お店に向かう途中裏通りを歩いてもパブやカフェなどたくさんのお店がひしめき合っていて、とても賑やかな場所です。


 調度品がとても可愛いカフェでは、本場のキャロットケーキとヴィクトリアサンドウィッチケーキを食べました。キャロットケーキは3年前からクリスマスに作っているのですが、本場は私が作るよりもずっと甘くて、外国の味がしました。正直ちょっと甘すぎるなと思いつつ、どちらも美味しかったです。紅茶とよく合います。

手前がキャロットケーキ。奥がヴィクトリアサンドウィッチケーキ(ヴィクトリアスポンジとも)

 ケーキを食べた後はRays Jazz At Foylesという本屋さんで本を見て、そしてたくさん歩いてロンドンの街並みを堪能しました。

 私は日本でも海外でも住宅街を見て、そこで紡がれる営みを想像することが好きという話を4年前の旅行で友達に話していたのですが、その話を聞いて以来街を歩くのが楽しくなったと友達が言ってくれて、とてもとても嬉しかったです。2人で素敵な通りや家、パブやお店を探すのが本当に楽しくて、旅は余裕のあるスケジュールを組んで街歩きをするのが醍醐味だなとしみじみ思いました。


 途中でコヴェントガーデン(Covent Garden)でアンティークのバザーを見たり、サマセットハウス(Somerset House)の中庭で一休みしたり。素敵な教会だと思っていた建物が実は王立裁判所(Royal Courts of Justice)だったり、教会だと思っていたミドル・テンプル(Middle Temple)が法廷弁護士の学校だったり……。特にミドル・テンプル周辺は独特の空気感と静かな通りの印象で面白かったです。こんな場所で働いたらどんな気持ちだろう、通勤も頑張れそうだね、なんて話をしました。


 ところで、イギリスでの勤務時間について聞いてみたところ、朝8:00~8:30に始業、17:00~17:30で終業というのが一般的らしく、日本よりも1時間早いようです。確かに17時頃になるとパブに仕事帰りの人たちがお酒を飲みに来ていました。

 散策の後は、5人で合流してパブで夕飯を。ずっと気になってたシェーパーズ・パイを初めて食べることができました。パイと言ってもパイ生地は使っておらず、炒めた牛肉やラム肉の上にマッシュポテトを乗せてオーブンで焼いた、いかにもイギリスらしいポテト盛りだくさんの料理です。今回食べたものはラム肉を使っていて、ケチャップをつけて食べると特に美味しかったです。もちろん量も多く、久しぶりのポテト地獄を味わいました。

 友達と次はイギリスの湖水地方や、日本の北海道に行こうね、と約束をして別れました。また絶対会いに行きますし、イギリスの色々な地域も回ってみたいです。


 こうして4日目はたくさん歩いて足が棒になったのでした。次回はロンドン塔を訪れます!


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