Day 3 (10th September 2023)
<Where I went to>
Oxford
・Covered Market
・Christ Church
3日目はロンドンを離れてOxfordへ。この旅行で唯一の遠出です!
今回の旅行はロンドンをゆっくりみて回る趣旨でしたが、せっかく長めに滞在ができるので遠出をしようと、みんなの意見と現実的に行ける場所を擦り合わせてオックスフォードに行くことに決めていました。
事前に調べていた情報では、パディントン駅からGWR(Great Western Railway、特急電車のイメージ)で1時間半ほどで着くとのことだったのですが、なんと日曜日はオックスフォード駅がお休み(!)ということで、Didcot Parkway駅から振替輸送のバスに乗り換えるという海外の洗礼を受けました。
オックスフォードへ向かう道中、車窓からイギリス的な田舎の景色を見ることができました。イギリスは山が少ないので、どこまでも広がるような畑やのんびり草を食む馬、赤煉瓦の家が集まった小さな村はおとぎ話に出てきそうです。川にはボートが行き来していて、イギリスではボートが家の人もいるんだとか。
日本はぎゅっと町が詰まっている感じがしますが、イギリスは何もない空間があって町がある、というのがゆったりとしていて素敵です。
2時間ほどかけてようやく到着したオックスフォードは、ロンドンよりこじんまりとした良い雰囲気で、赤煉瓦の建物と黄土色の煉瓦の背の低い家が軒を連ね、中にはとても古い建物が溶けこんでいるのがイギリスの町の良いところだと思います。
もし住むとしたら、大都会ロンドンもいいけれど、少しこじんまりとしていて、町外れにはたくさん緑があるこういうところがいいなあと思いました。
到着して最初にCovered Marketへ向かいました。名前の通り屋根に覆われてアーケードのようになっている商店街で、その中の可愛いお菓子屋さんでお土産を見繕っていたところ、話かけてくれたフィンランド出身の店員さんが日本語を勉強していたらしく、少しだけ日本語でおしゃべりするという楽しい経験をしました。昔スケートの試合を見に浦和に行ったら、日本人は敵味方関係なく応援してくれて嬉しかったとのこと。ちょっぴり気恥ずかしいけど、自分の国のことを褒められて嬉しくなり、私日本人なんだなあと思ったり。
お昼の後は目玉のクライスト・チャーチ(Christ Church)へ!ここはオックスフォード大学の一部で、ハリーポッターの映画のロケ地でもあったのだとか。
オックスフォード大学は500年以上前のルネサンス期に学術の発展のために設立され、現在は30個のCollege(単科大学のようなイメージ)が集まってひとつの大学になっており、College毎にスポーツの対抗戦なども行われているそうです。古くから残る建物をそのまま現在も使用しており、その一部を一般公開してくれているのです。行った日は日曜日だったので学生の姿はありませんでしたが、平日に訪れると学生とすれ違うこともあるかもしれません。
クライスト・チャーチ内で一番人が集まっていたのは食堂で、ハリーポッターのホグワーツの食堂のモデルとなっているようです。たくさんの肖像画が掛けられた壁に囲まれる空間には木製の長机が並べられ、スタッフが食事の準備をしていることから現在も食堂として使用されているようです。雰囲気は抜群ですし、どういう料理が提供されるのかも気になりますね。
撮った写真は絶妙に人が映り込んでしまっているので、雰囲気が気になる方はネット検索をしてみてください。
食堂を出ると広々とした中庭があり、中庭を囲む建物は学生寮になっています。その少し先には大聖堂と図書館がありました。聖堂はウェストミンスター寺院ほど大きくはありませんが、息を呑む荘厳さは負けていません。ちょうど学生がオルガンの練習をしているところで、雰囲気満点の大聖堂を堪能することができました。
オックスフォード大学の建物はどれも歴史があり重厚な雰囲気で、このキャンパスの中で大学生活を送ったらどんな心地だろうかと想像しながら巡っていました。授業が終わって、あの煉瓦造りの素敵な廊下を歩くのが羨ましいですし、たくさんの本が蔵書されている図書館で本を眺めたり勉強したりしてみたいなあと思います。
ちなみに、かつてルイス・キャロルもオックスフォード大学に通っており、在学中に「不思議の国のアリス」を執筆していたそうで、クライスト・チャーチの近くにはアリスグッズを扱うお店もあります。ハリーポッター好きにも、アリス好きの方にもおすすめの町です。
ロンドンに戻るのに2時間ほどかかってしまうので、早めにオックスフォードを離れましたが、城跡や博物館など他にも見所がたくさんある素敵な町なので、次行く時は泊まりがけでゆっくり巡りたいです。
バスと電車を乗り継いでロンドン市内に戻り、夕飯は気になっていた丸亀製麺に行きました!ちなみにロンドン市内にはCoCo壱番屋もあります。
店内の雰囲気はちょっとおしゃれなカフェのようで、でもメニューはちゃんとうどんや丼ものです。キムチうどんやChicken パイタン、Pork 豚骨など日本にはないものが多く、私はPork豚骨うどんとズッキーニの天ぷらを注文してみました。カトラリーがお箸のみで、イギリスの人たちもちゃんとお箸で食べているのが印象的でした。
うどんの味は、豚骨のコッテリ感もありつつ出汁でさっぱりしていて美味しかったです。ただ麺が柔らかくて、ローカライズされた麺なのでしょうが、個人的には物足りなさがありました(コシのあるのが好き)。ズッキーニの天ぷらは想像通りの味で、普通に美味しかったです。
うどんを食べた後は、夜のBig Benを見に行きました。ピンク色にライトアップされたLondon Eye、テムズ川の対岸を結ぶウェストミンスター橋の緑のライトアップと、川を挟んでBig Benと国会議事堂の落ち着いた雰囲気のライトアップの対比がとても綺麗で、ずっと見ていたい気持ちになります。
ゴシック建築の細かな装飾がライトに照らされて作り出される陰影がとても美しく、絵画を見ているようでした。写真では飛んでしまっていますが、時計等の金色の文字盤も輝いていてとても綺麗なので、ぜひ肉眼で見にきてほしいです…!
3日目はこれでおしまいです。残りの日はロンドン市内を巡ります!
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